特長
親子関係に潜む問題点を診断する
母子の関係を4因子から分析し、その一致とずれから母子関係に潜む具体的問題点を浮き彫りにします。
Ⅰ.過保護・干渉的態度
行儀のことをいちいちうるさく言う、子供のちょっとした怪我でも心配するといった子どもへの細部に関与する過保護的態度に関与する因子
Ⅱ.許容的・寛容的態度
親の立場から子どもへの親愛を示す因子で、ごほうびをくれる、子どもの願や頼みを聞いてくれる、やさしくしてくれるといった寛容的態度に関する因子
Ⅲ.感情的態度
ぶつぶつ叱るとか叩くといった感情的態度に関する因子
Ⅳ.親和的・民主的態度
子どもの言い訳を聞いてくれたり、友達のことを考えてくれたり、いわば子どもと同じ水準に立ってくれるといった親和的態度に関する因子
3種類の用紙で母子関係を立体的に測定
PCR親子関係検査はA型・B型・C型の3種類の用紙で構成されています。それぞれ単独で使用することもできますが、3種類を同時に利用することで母子関係を立体的に診断できます。特にAとCを同時に使うと、そのずれをプロフィールで表すことができ、母子の意識のずれが一目で分かります。また、ライスケールも付いているので回答態度の信頼性もチェックできます。
A型・・・自分に対する母親の態度について子どもが答える
B型・・・子どもに対する自分の態度について母親が答える
C型・・・A型と同じ問題を使い、子どもが自分をどう見ているかを予想して母親が答える
カウンセリングに最適な診断カルテ
診断カルテ用紙を使えば、母親と子どもの結果を1つのプロフィールにまとめることができます。4つの因子ごとに母子の認識のずれが一目で分かり、カウンセリングの資料として最適です。
*この検査は手引きを用いて手採点も可能です。