特長
ドイツの精神医学者クレッチマーの性格類型(タイプ)論に基づいた新しい性格検査です。
次の5つの類型に受検者の性格を分類し、その傾向を判定します。(性格の正常・異常を判定するものではありません。)
S:自己抑制型・・・周りの人や周りの世界よりも、自分自身の内面の世界に関心を向けやすい
傾向
Z:自己開放型・・・感情に左右されやすく、気分で行動してしまう傾向
E:着実型・・・粘り強く、忍耐力、持久力があることが大きな特徴
N:繊細型・・・感受性豊かで細かいところによく気がつく一方、物事を深く考え過ぎてしまう傾向
P:信念確信型・・・自主性があり積極的で、実行力があるタイプ
これらの5つの型は、クレッチマーのタイプ論における「分裂気質」「躁うつ気質」「粘着気質「神経質傾向」「パラノイア傾向」に対応しています。
タイプ論では受検者の性格特性を1つのタイプに固定していますが、KT性格検査ではS~Pの各類型の強弱を数値化し、性格特性を柔軟にとらえようとしています。
次のような場面で活用できます。
学校現場では…
・ 教育相談や進路指導・就職指導・カウンセリングの際の基礎資料として
・ 自己理解・他社理解を含めたコミュニケーション円滑化のために
企業・各種団体では…
・ 組織内の対人関係の調整やメンタルヘルスの向上を図るために
・ 各種研修ツールとして
・ 適性配置のために
・ 採用試験の面接での参考資料として
心療内科、精神・神経科をはじめとする医療現場で…
・ 健康維持・メンタルヘルスの改善に
・ 性格の偏り、問題、障害や適応の程度を知るために
家庭裁判所、鑑別所、児童相談所などの機関で…
就職活動を行ってる学生にも、エントリーシートの記入の際にKT検査の結果が参考になると好評です。
* KT性格検査ではコンピュータ処理も利用できます。処理結果は「実施担当者用の報告書」と、「受験者の結果表」の2種類で構成されています。(詳細は下表をご確認ください。)
* 自己採点の用紙には、受験者1人1人に、自己理解を深めるための別紙、「結果の見方」がついてきます。
* KT検査は初心者にも使いやすく、また分かりやすい検査ですが、初めて実施される場合は検査を有効にお使いいただくために、事前に「実施マニュアル」を読まれることをお勧めします。